こんにちは!
今日はご高齢の方のお口の中についてお話しますね。
皆さん「私はもう歳だし、歯も少ないし、入れ歯も入っているから、そんなに歯磨きしなくてもいいわ」と思ってらっしゃいませんか?
それは全く反対で、ご高齢の方ほど、若い時のケア+αをしていかなければならないのです。
高齢化社会と言われて、沢山の情報が飛び交っていますが、肝心なご高齢者の方の口腔ケアの重要性は、ご高齢者の方自身に十分に届いていないのが現実です。
どうしてお口の中のケアが大切になってくるのか、若いころと何が違うのか……
ご高齢の方のお口の中はどうなっているのでしょうか?
お口の中は、加齢と共に唾液の分泌量が減ります。唾液の量が減ると、唾液の力によって、歯の表面や舌、粘膜に付いた汚れや細菌を洗い流して清潔を保つ「自浄作用」と言うのが低下します。これが低下することにより、虫歯や歯周病のリスクが上がったり、口臭や味覚障害が起きたりします。
またお口の周りの筋肉等の衰えによって、飲み込む力が弱くなります。そうすると食べ物や唾液が気管に入り、お口の中の細菌が肺に入って誤嚥性肺炎を起こしたりします。最近むせやすくなったな?っと思ってる方は、もしかしたら飲み込む力が弱くなってきてるのかもしれません。
このような若い時にはなかったことがお口の中、お口の周りで知らず知らずのうちに起こっているので、+αのケアが必要なのです。
+αのケアについては、当院にご来院された時にでも、お尋ねください。ケアの方法やお口の機能訓練のやり方などご説明致します。
またご自宅で介護されている方で、口腔ケアに来てほしいなどのご要望があればご相談下さい。
歯科衛生士S